バスは、チェルトナムの町の真ん中を過ぎると、別の人格になってしまったかのような速さで走りました。出発も遅れてないし、イギリスのことだから渋滞もないでしょう。なのになぜ? やっぱり謎です。どうもあの時刻表は飛ばすことを前提に組まれているとしか思えません。落ち着いた私は、さっき買ったばかりのコプラのネックレスを包みから出して、にんまりしました。いいトシして、やることはまったくもって子供です。子供のときのほうが大人びて見せたかったから、そういう行動は我慢していたかもしれないぐらいです。なんかいい感じ。買ってよかったです。つけて、空箱だけしまいました。またしてもにんまり。バスの走っている道路の際に水が見えます。小川よりも広いけど川とよぶには大げさすぎるぐらいの規模です。ときに貯水池のようなものも見えて、ロンドン郊外とは全然違う印象。こういう水辺の環境がコッツウォルズらしさかも知れません。さてバスは、きっかり35分後にボートン・オン・ザーウォーターに到着。いきなり映画のセットに迷い込んだかの印象を受けました。きれいな水が流れる川(RIVER WINDRUSH)があり、かわいらしい橋がかかっており、川辺では水鳥が戯れています。まるで絵葉書です(この町が紹介されるときには、たいていこの構図ですし)。

 





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