かりんのハチミツ漬け
99/12/12

風邪がはやってますね。それでなくても、冬はのどを悪くすることが多いのでは? のど飴もいいですが、昔ながらの「かりんのハチミツ漬け」は効果ありますよ。今ならまだ、かりんも何とか買えるのではないでしょうか。

■作り方

材料は、かりん、ハチミツ、広口びん。これだけです。

かりんをザクザクと輪切りにして(皮はそのまま、種も一緒でいいです)、びんに入れていきます。今度は、ハチミツの番。かりんが全部ひたひたになるまでハチミツを入れておしまい。1か月もすれば飲めます。もちろん、その間にのどがいたくなったら、使ってください。お湯で割って飲むだけ。常温保存でかまいません。ただし、かりんがハチミツから出るとかびるので、その場合は上に重石をのせるか、とびでてしまった分のかりんをひきあげてください。

重石=ビニル袋を二重にして、なかに園芸用のきれいな石(念のため、煮沸消毒しておく)を入れます。ビニルに穴が開かないように角がない石を選びます。ペットショップで金魚鉢の底に敷く小石を求めてもいいでしょう。これは、梅のシロップ漬けなどにも応用できます。びんの口の広さに関係なく重石ができるので、覚えておかれると便利。あくまでも実が浮くのを防止するためなので、それほど重さがなくてもいいときにはこの重石がおすすめです。


●かりんの表面はつやつやしています。これは果皮の内側から出てくる天然のワックス分によるもので、ワックスがけしているわけではありません。また、表皮の傷は味にまったく影響しませんし、もしも実の一部に虫くいや傷みがあっても、その部分をのぞけば使えますので、おおいに利用してください。味もすばらしくいいので、そのうち「のどは痛くないけど、かりんシロップ!」なんていう人がでてくるかも。