アミガサタケ 99/04/20

アミガサタケ1
アミガサタケ2

■無類のキノコ好きの春は、アミガサタケから始まります。(今年はハラタケの幼菌で目覚めましたが)。ヨーロッパではモリーユ(morel、morille)といい、とても評価の高いキノコです。ソメイヨシノが満開になる頃からヤエザクラが満開になる手前ぐらいまでがシーズン。人工栽培ができないキノコで、ヨーロッパでは傘の部分だけを乾燥させた製品も出回っています。

■人工栽培できないものの、マツタケなどと違って、人里に生えます。公園なんかでも見かけますよ。犬のおしっこがかかってるかも知れないですけどね(笑)。

■■■生で食べると中毒を起こすキノコです。キノコ全般に言えることですが、キノコの色や裂け方などによる単純な無毒・有毒の判断方法は存在しません。縦に裂けるのは安全だとか色のきれいなものは毒だとかは「間違った迷信」であり、いかにもおいしそうな色の猛毒キノコを食べて毎年のように入院や死亡例があることからもおわかりいただけると思います。よきアドバイザーと、信頼のおける図鑑(複数用意して確認する)を持つこと、そして安易に手を出さないことが大切です。